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コーチの学びを加速するメンターコーチングと資格伴走—座談会 第2回

  • 執筆者の写真: Info- Oden
    Info- Oden
  • 2025年12月5日
  • 読了時間: 9分

更新日:2025年12月17日

MIKAN座談会第2回のキービジュアル。メンターコーチングや資格伴走をテーマに、プロコーチたちが学びを語る様子を表したイメージ

MIKAN座談会【第2回】では、コミュニティ内で実施されている具体的な取り組みに焦点を当てます。プロコーチ同士で行うメンターコーチングや、ICF資格取得に向けた伴走サポートを通じて、コーチはどのように成長を加速させているのかをひもときます。


また、多様なバックグラウンドを持つコーチたちが集うMIKANで共有されている、“未完成を楽しむ”という独自の価値観にも迫ります。



お話を伺ったMIKANメンバー


MIKAN座談会に登場するじぬのプロフィール写真。参加者支援や運営を担うメンバー。

じぬ(MIKAN運営/コミュニティマネージャー・ライフコーチ)


MIKANの日々の運営や個別サポートを担いつつ、朝活コミュニティ主宰・ライフコーチとして「場づくり」と伴走支援に取り組んでいる。

本音に寄り添い、行動と習慣を整えるサポートを大切にしている。

MIKAN座談会に登場するあきおのプロフィール写真。学びの場づくりを支えるメンバー。

あきお(OvisLamp代表/国際コーチング連盟(ICF)認定ACC)


MIKANでは研究会の企画・進行を担い、コーチングと羊毛の灯りブランド「OvisLamp」の活動を通じて、対話とあかりの両面から、人が安心して自分と向き合える「場づくり」に取り組んでいる。

MIKAN座談会に登場する会川智華のプロフィール写真。コミュニティ立ち上げの背景を語るキーパーソン。

ともか(株式会社Oden代表/国際コーチング連盟(ICF)認定PCC)


MIKANでは、全体統括を担い、コーチ同士が安心して探究し合える場づくりに取り組んでいる。ICF認定スクールでのコーチ育成にも携わり、“あり方を磨く”学びの「場づくり」を大切にしている。


※本座談会は、全3回の連載企画です。

第2回:コーチの学びを加速するメンターコーチングと資格伴走(本記事)




メンターコーチングで得られる多角的な学び


―メンターコーチングや資格取得のサポートがあると伺いました。具体的にはどのような取り組みでしょうか。


ともか:メンターコーチングは、先輩コーチ(メンター)から自分のコーチングについてフィードバックを受ける仕組みです。録画・録音したセッションや練習セッションを見てもらい、「良い点」「さらに伸ばせる点」をICFコア・コンピテンシーの観点から具体的にフィードバックしてもらいます。


こうした機会は資格取得のプロセスとして多くスクールで提供されていますが、従来は「スクール内で受ける」か「個人で先輩コーチにお願いする」かの二択が中心で、スクールの垣根を越えて複数のメンターコーチから学べる場はほとんどありませんでした。


そこでMIKANでは、出身スクールやバックグラウンドの異なる5名のメンターコーチが関わり、視点の違いを活かしたフィードバックが受けられるようにしています。最近は「自分もメンターとして関わりたい」という声も増え、学びの軸がさらに広がっています。


「この方々からフィードバックをもらえたら、自分の伸びしろがもっと見えそう!」と感じられる顔ぶれが集まっているのが特徴です。一人では気づきにくい観点まで届くことで、コーチとしての視野と可能性が確実に広がると思います。


MIKANのメンターコーチ陣。複数スクール出身のPCC/ACCコーチ5名が並ぶメンターコーチング紹介イメージ
MIKANでメンターコーチングに関わるメンターコーチ陣 

ICF資格取得の伴走で迷いが見通しに変わる


―こうした取り組みが、資格取得を目指す方へのサポートにもつながっているんですね。


ともか:はい。資格取得のサポートでは、ICFの手続きや、実践時間の積み上げ方などで迷いやすいポイントを、いっしょに「見通し」に変えていきます。「これで合っているのかな」と不安で足が止まりがちなときに、伴走する仕組みとして始めました。


これまで参加された皆さんは、当初の想定より数か月早く取得に至るケースも少なくありません。伴走コーチとの対話のなかでモヤモヤ→整理→腹落ちが起きると、一気にペースが上がる方が多いですね。


あきお:先が見えづらくて「どこから手をつければいいか分からない」とか、「調べるのが大変で後回しに…」という方も、このサービスを通じて動き出すきっかけをつかんでいます。


スクールで学んでいる最中や「これから取るぞ」という時期は、資格取得への熱量がいちばん高いときです。そのタイミングで見通しが立つと、先送りで熱量が落ちてしまうことを防ぎやすく、「これなら行ける」と腹落ちし、一気にペースが上がります。


また、資格を目指す過程では、「少し疲れている」「仕事が忙しくて進められない」といった本音も当然出ます。でもそれは頑張っているからこその言葉ですよね。だからこそ、安心してそれを言葉にできる場であること、そして「私のときはこうしました」と等身大の事例を伝えあえることが大切。こうした小さな共有の積み重ねが、資格を目指す道のりを支える力になっていると感じています。



―不安を抱えながら資格取得を目指す方や、途中で気持ちが折れてしまいそうなときにも、しっかり寄り添ってくれるサポートがあるのは、とても心強いですね。




多様な背景を持つコーチが集う場


―MIKANに参加されている方々は、どんなバックグラウンドをお持ちの方が多いのでしょうか。


あきお:ICFの資格をすでに取得されていて、さらに違う角度から学びを広げたい方もいれば、ICF資格の取得を目指して学びを深めている方もいらっしゃいます。


一方で、ICFの資格ではなく、「NLP」など別の対人支援を学ばれたご経験がある方や「ICFコーチングの経験はまだ浅いんです」と話される方も多いですね。職業も本当にさまざまで、コーチとして独立されている方、企業でコーチングを取り入れている方など、多様なバックグラウンドを持つ方が集まっており、いろんな視点や経験が交わる場になっていると感じます。



―皆さんに共通していることはありますか。


あきお:共通しているのは、やはりコーチングそのものへの“興味”と“探究心”だと思います。「面白そう」「もっと深めたい」という気持ちがつながっているから、突っ込んだフィードバックや少しマニアックな探究会でも、一緒に楽しみながら取り組んでくださっています。


コーチングの「面白い」「面白そう」という感覚を、皆さんで共有し合えている―そんな空気を感じますね。


Zoomで話す6名のMIKANメンバー。多様な背景を持つコーチたちが笑顔で交流している様子


「MIKAN」という名前に込めた、“未完成を楽しむ”姿勢


ともか:実は、MIKANという名前には由来があるんです。Odenのバリューでもある「未完成を楽しもう」という価値観から生まれました。未完成な“MIKAN”という言葉を、そのまま名前にしているんですね。


皆さん本当に経験豊富なコーチばかりですが、それでも自分のことを“未完成”だと受け止めていて、それを心から楽しんでいる。「いやー、まだまだなんですよ(笑)」みたいな空気感が、みんなに共通しているんです。そういう姿勢がMIKANらしさでもあるなと感じています。



―その“未完成を楽しむ”姿勢は、コミュニティの雰囲気にも表れているのでしょうか。


じぬ:はい、まさにその通りだと思います。今、あきおさんとともかさんがお話しされたように、「コーチングをもっと探求したい」「未完成を楽しんでいる」といった共通の想いを持つ方々が集まっているので、お互いを自然に尊重し合える関係性が生まれています。


皆さんコーチングを学ばれているので、コーチとしての基盤となるマインドがしっかりしている方が本当に多いです。オープンで相手をジャッジしない。「良い・悪い」という見方をする方も一人もいらっしゃいません。思い返しても、皆さん本当に自然体で関わっている印象です。


バックグラウンドはさまざまですが、気づいたらスッと場に溶け込める。「初めてです」という緊張感は特になく、どなたもすぐに安心していられる―そんなあたたかい場所です。



―そうした“自然に馴染める”雰囲気は、どんなところから生まれているのでしょうか。


じぬ:MIKANは、いい意味で、コミュニティの中に“内輪のグループ”ができていないんです。そのため、「仲良しの輪に入りづらい」と感じることがありません。


また、外部のコーチにも雰囲気を知っていただけるよう、MIKAN以外の方が参加できるプログラムも用意しています。いろいろな方と関わる機会が常にあるのも魅力のひとつです。


一方で、MIKANのコミュニティメンバーが多く参加できる日には、コーチ同士でより深く交流を重ねる回もあります。いろいろな関わり方の幅があるからこそ、初めての方でも気づけば自然に場に馴染めるのだと思います。



―初めての場は緊張しがちですが、MIKANには安心して馴染めるあたたかさがあるんですね。



挑戦を続ける力をくれる“伴走”の存在


―これからコーチを目指す方や資格取得を考えている方にとって、MIKANはどんな存在だと感じますか?


ともか:MIKANは、コーチングをさらに楽しめる場所であり、同時に、 続けていく中で出会う難しさや壁を乗り越える力をくれる存在だと思います。


学びや試したことを持ち寄り、「最近こんな工夫を試しました」といった話をシェアし合うことで、そこからまた新しい気づきが生まれ、さらに学びが楽しくなる―そんな場所だと感じています。



―一方で、コーチングを学ぶ過程では、壁にぶつかる瞬間もあるのではないでしょうか。


ともか:そうですね。特に学び始めた頃は、コーチングのあり方を「素敵だな」と感じながらも、翌日に外の世界に出ると「コーチングマインドだけでは太刀打ちできない現実がある」と思うことが誰しもあると思います。


また、コーチとして活動していく中では、「どうやってクライアントさんと出会えばいいのか」「どうすれば仕事として成り立つか」といった、現実的な悩みにも直面します。


もちろん、MIKANに所属するだけでそれらがすべて解決するわけではありません。けれど、難しさに出会いながらもコーチングを信じ、ぶれずに磨き続けるためには、同じように挑戦している仲間の存在はとても大きい。


同時に、そういう現実的な部分にも一緒に向き合い、分かち合えること。例えば「どうやってクライアントさんと出会ってきましたか?」と相談し合えたり、資格取得のサポートがあったり。そうしたつながりが、困難を乗り越える力になっていると感じます。


MIKANは、楽しさと挑戦を支える力の両方をくれる場所。「コーチングをもっと楽しみたい」「コーチとして頑張り続けたいけれど、一人だと少し心細い」―そんな方にとって、MIKANはきっと心強い存在になると思いますね。


MIKAN座談会第2回のZoom風画像。会川智華、じぬ、あきおの3名がオンラインで対話している様子。


―お話を伺っていると、MIKANには“あたたかさ”だけでなく、挑戦を後押ししてくれる“力強さ”のようなものも感じますね



まとめ


第2回では、メンターコーチングやICF資格取得の伴走サポートなど、MIKANでコーチ同士が学び合うための具体的な“土台”を紹介しました。複数のメンターからのフィードバックと、手続きや実践時間を一緒に見通していく伴走によって、「一人では見えなかった強み」と「これなら行けるという感覚」が育っていきます。


同時に、その背景には「未完成を楽しむ」姿勢や、多様なバックグラウンドを持つコーチが安心して本音を出し合える雰囲気があります。完璧さを急がず、小さな試行錯誤を重ねながら、お互いの成長を支え合う―そんなMIKANならではの学びの在り方が、仕組みを超えた大きな価値になっているようです。



【MIKANに関心を持ってくださった方へ】


「同じメンバーで継続的に学び合える場を探している」

「スキルだけでなく、自分の“あり方”も磨いていきたい」


そんな方は、MIKANコミュニティのご案内ページもぜひご覧ください。





MIKANでの学びや探求の様子は、Oden公式noteのマガジン「未完成を楽しむコミュニティ」でも発信しています。




執筆/WRITING Oden編集部

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Oden編集部は、組織コーチング・パートナーシップコーチング・コーチのスキルとあり方を学ぶコミュニティ(MIKAN)での実践と知見をもとに、現場で役立つヒントや最新トレンド、事例をお届けします。


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